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ゆうれい船 后編のchiyoのレビュー・感想・評価

ゆうれい船 后編(1957年製作の映画)
3.0
2022/3/19
京から堺への航行中、行方不明になった父親の船・観音丸に遭遇した次郎丸。前作とは打って変わって海が多めで、やっとタイトルらしい映画になってきた本作。が、海賊の親分・弥三蔵を演じるのが山形勲で、「あれ?赤鼻!?」と多少混乱することに。しかも、この弥三蔵がメインとも言えるような作りで、中村錦之助演じる次郎丸は少し霞んでしまった感あり。彼のセリフも、「おとう!」しか印象に残ってない。そして、名前は怪し気なものの、実はユートピアな悪竜王が治める幽霊島。終盤はアクションあり、爆破ありで見応えはあるものの、ラストで次郎丸たちが向かう先を知って唖然。前篇で描かれた京の圧政は放置状態で、大友柳太朗演じる左馬之助も長谷川裕見子演じる雪姫も、それで良いの?と思ってしまった。
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