高校の時の物理の先生が、何でか授業中に映画を観せてくれることがあった。当時も好きな先生だったけれど改めてめちゃくちゃ良い先生だ。
憶えている限りでは「ショーシャンクの空に」と、この「遠い空の向こうに」だった。とはいえ50分授業の2コマ?だからショーシャンクなんかは完走出来るはずも無く、クライマックス手前であえなく打ち切りになった。そこからモーガン・フリーマンの涙腺破壊スマイルに出会うまでに10年近く要してしまった。本当にひどい先生だ。
そちらの印象が強いせいか本作のタイトルは忘れてしまっており、今回意図せず再会する運びとなった。
あらすじを読んだ時に、おや?と思ったのだけど、やっぱり内容は大体頭に入ってた。おそらく間の休み時間もぶっ続けで観たのだろう。
本作もショーシャンクも、主人公は目的の為にひたすら知恵を絞りひとつひとつクリアしていく。無我夢中な行動が周りの人を動かし、その人達に助けられてまた進む。
先生はあの時この映画で何を伝えたかったのか、自分なりにわかった気がして嬉しくなった。