こんにちは

リトル・ミス・サンシャインのこんにちはのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近で一番の個人的ヒット。

家族それぞれのキャラクターがとてもパワフル。
いいところも悪いところもあり、辛いことも起こるけど愛とコメディで軽快に乗り越えて突き進んでいくのがとても痛快。

ワーゲンバスの故障も最高。
家族みんなで団結しないと前に進めない
一度走り出すと減速できない
故障を抱えながら、それでも走り抜けるのはまさに作品を体現している。

みんなでバスを押す姿は絵的に面白いし、後半お爺ちゃんがいなくなった喪失感も浮き彫りにする。

カメラアングルやカメラワークもとても秀逸。
縦長のバスでも全員の顔が見えるアングル、
遺体と妻を背にエロ本の話をする夫と警察官、
困惑する観客のうしろで手拍子するアシスタントやミスカリフォルニア、
ハッとするカメラの使い方がたくさんあった。

色彩や音楽のセンスもよく、
監督がMV畑の人と知って納得。

今後も繰り返し観ていきたい宝物のような一本になった。
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