haizi

ハンニバル・ライジングのhaiziのレビュー・感想・評価

ハンニバル・ライジング(2007年製作の映画)
3.0
映画史に残るであろうあまりにも有名なシリアルキラー、ハンニバル・レクター氏の生い立ち。

残酷描写もかなり抑えめで、終始退廃的で美しい。
ストーリーも面白かったと思う、、思うんだけど、、、

でも、これいる?!!

有名な作品の有名な悪役キャラに背景やらトラウマやら“何故こんな奴になったのか”の後付けエピソードはいらないとも思うんだよなぁ。。。ウーム
悪は悪でよくて、凡人には理解し得ないその絶対的な悪にこそ惹かれてしまうものだと思うのよね。

しかも、喰われたから喰うっていう心理もちょっと短絡的な気がしてもう一捻り欲しかったかなという印象。

だけど、映像は終始美しくて、それなりに楽しめた。
ラストの走り去る車の後姿は“あ~。ここからああなってこうなって、こんなことになるんだよなぁ。。。”なんて、シリーズの他の作品のいろんなシーンが浮かんでちょっと感慨深かったな。。。

そして、私的本作の見どころは、やっぱり狂気を孕んだギャスパー・ウリエルの演技✨
美しい悪ってやっぱり魅力的💛
眼福でございましたm(__)m

RIP.
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