らんでぃ

群衆のらんでぃのネタバレレビュー・内容・結末

群衆(1941年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

新聞社が発行部数を伸ばすため、社会悪に抗議する自殺志願者ジョン・ドウという架空の記事を執筆し、元野球選手であるウィロービーがその役に抜擢され群衆が扇動されていく話。
プロットが面白いなーこれ。ネットが発達した今作り直してもまた面白いものが出来上がると思う。むしろどちらかといえば現代向けな内容な気が。昔も今もこういうのは変わらないんだろうけど今の方が巧妙かもね。メインストーリー自体はこれぞフランクキャプラ監督って感じ。理想を追求した甘々路線。現実はそううまくはいかないんだろうけどやっぱりこういう話は好き。ちょっと積極臭いけどこれでいいのよ。ただスミス〜や素晴らしき哉〜に比べて少し皮肉めいたところも。マスコミにすぐ影響されて動かされる人達っていったい何が見えてるのかね。結果的にはいい運動なのかもしれないけど流されず自分の意志をしっかり持って一人一人が行動するべき。だからこそ大佐の存在が凄く重要に思えたな。影の主役。
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