映像は良かった。小栗旬以外、声優も良かった。ストーリーは正直ちょっとアホっぽい笑笑
主人公は運がいいのが取り柄。不死身をいいことに馬鹿の一つ覚えさながらに勝つまで敵と戦う。家族や仲間を殺された事よりも、彼を利用するために色仕掛けしてきた出会って間もない美女(酔ってチューしただけ)を”最愛の人”と位置付け、”このやろーめっちゃええ女やったのに殺しやがってー”的な感じで不死身である事をいい事に復讐心に囚われながら何千年も人生を棒に振る。ってかそもそもあの女性は単に彼を利用する為に愛してるとか調子のいいこと言ってただけで使えない男だとわかった瞬間彼に毒を盛って戦闘不能にしてしまい彼は危うく燃え崩れる家の下敷きになるところだった…のにもかかわらず最愛の人…？と思うけど多分可愛いは正義というチョロさ故に許されている。ていうかそもそも彼女自ら喧嘩売りに行って返り討ちに磔の刑にされたわけだから自業自得だろと思うんだけど。ほんで”最愛の人”の程である美女から死に際に”復讐なんてしないで私の分まで生きて”とかなんとか言われたにも関わらず其の直後から彼女の意思はフル無視。毎回多くの一般人を引き連れて勝ち目もない相手に立ち向かい沢山の同胞を殺されつつ自分だけ生き残りまた同じ事を繰り返す。人々を悪から守ろうと一人で悪者と向き合った美女の方がよっぽどヒーローである。最愛の人の死が悲しくて復讐心に囚われたとか言いつつその”最愛の人”が何度も転生して色仕掛けしてきている事に2000年間も気付かない鈍感ぶり。最愛の人の為とか綺麗事言いつつ結局は自分が負けず嫌いなだけなんだと思う。愛の為に戦う自分かっこいいよね、諦めません勝つまではってかっこいいよねっていう感じの話。でも結局は運命の気紛れで無駄に生きてたくさんの一般人を無駄死にさせたただの死に急ぎ野郎である。
