ルネ

春にして君を想う/ミッシング・エンジェルのルネのレビュー・感想・評価

3.0
1991年の作品(日本公開は1994年)。 監督はフリドリック・トール・フリドリクソン。

アイスランドが舞台。 老人ホームで幼馴染のおばあさん(79歳)を見つけたおじいさん(78歳)が、おばあさんの希望を叶えるべく脱走し、死に場所を求めて故郷を目指すロードムーヴィー。

スピリチュアルな雰囲気と幻想的なアイスランドの風景がSlowdiveの3rd『Pygmalion』みたいな死後の世界っぽい感じ。

テンポがあんまりよくないのでかったるいけど、死に場所を求めて旅する2人が醸し出す諦観が胸に響いた。

幽霊だか妖精みたいな全裸の女性が海で手を振ってたり、車が突然消えたりと超常現象的な展開もなんかいい。

彼岸行き、な作品です。
ルネ

ルネ