両手がハサミのままの未完成人造人間のエドワード、物珍しがられ町民のエゴで振り回されるのですが元々の優しさ故に悪い事にまで手を貸してしまいそこから化け物扱いされ始めます。
誰も幸せにならない残酷な映画、人が死んだりグロい描写はないダークファンタジーな映画なんですがとても悲しい気持ちになりました。
そもそもエドを連れてかなければ、造らなければ、と何もしなければ幸せになる事はなくとも不幸になる事はなかったのかなと感じました。
このような残酷な映画を美化されるようにおしゃれでポップ表現出来るティム•バートンは天才、駆け出しの頃の今ではスーパースターのジョニー•デップの無機質ながらも寂しげな感情を表現する演技も素晴らしいです。
