クリスマスなので久し振りに。あと自宅環境をちょっといじって画質も音声も良くなった記念第1作目なので大好きなのをチョイス。
「キュートでポップでおしゃれ」な色彩と造形と、優しく哀しいクリーチャーと、ゴシック風味と少しの毒と、ティム・バートンの好きなところが全て凝縮された映画。中毒性Max。
久々に観て、ティム・バートンがマイノリティに注ぐ眼差しはとても優しいけれど、あくまでも異質な相容れないものとしての位置付けも徹底していると思えた。
エドワードが逮捕された時のキムがずる過ぎ説も、最後に何も殺さんでも説も、相容れない象徴のように思えた。
交流はできる、良さも理解できる、でも共に在ることは出来ない。
パパと警官の優しさがとても沁みる。特にパパのあるがままのエドワードを受け入れる姿勢と、共にあるなら必要な価値観を教えようとするクイズのシーン、昔は理解していなかったがとても優しい。
改めてジョニー・デップの演技力がすごい！セリフはほぼなく、表情筋をほぼ封じられたあの厚化粧でエドワードの想いが手にとるように分かるんだ。
