たんぐすてん

シザーハンズのたんぐすてんのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.9
視聴通算313作目 2022/211作目 2022/9/7 Disney +

ジョニーデップ作品、たくさん見ていきたい。


勘違いとすれ違いによる悲しい物語。
周りの住民にずっとイライラしていたけど、警察の人とペグ家の人たちが全員いい人で救われた。

登場人物は皆、エドワードのことを身障者であったり、不自由、手を代えないの?と言うが、本人は実際代えたかったのだろうかと考えた。
真相はわからないが、自分の中ではエドが人々の髪を切ったり木を切ったりしている表情を見て整形したいと思っているようには見えなかった。

エドワードは天才発明家に作られた人造人間ながら、一番人間の底知れぬ愛を体現している人物だと感じた。
物ではもちろんのこと、言葉や態度で他人を傷つけてしまう人間。
それを可視化したシザーハンズ。
これを純真無垢な人造人間が持つことで、無意識のうちに人を傷つけてしまっているという暗示がなされていた。
手がハサミになっているというだけで人を簡単に傷つけてしまうということは手がハサミでない人も傷つけてしまう可能性を秘めている。
自身の行動をしっかり意識していくことが大切であると再確認させられた。