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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃のryodoのレビュー・感想・評価

4.5
人気ないけど結構好き。

スターウォーズ第5作。エピソード2/9
ナブー危機から10年、成長したアナキンやオビワン、パドメらがクローン戦争に引き込まれる過程を描いたお話。


初見で見たときはプリクエルの中ではだいぶつまらない印象を持ったけど…改めて見るとだいぶ面白いかも🤔
 
というのも「クローン・ウォーズ」を見た後の再鑑賞だったからだと思う。EP2は言うなれば「クローン・ウォーズ」の序章みたいな作品で、伏線を張っておく重要な役割を持ってる気がする。
例えばカミーノアンによるクローン製造、ドゥークーの分離主義運動、ジャンゴ・フェットとボバ…この辺って本作ではサラッと描かれるだけで全てを語らない。個人的に“SWの本編”だと思ってるクローン戦争の中身も始まりを描くだけ。その不完全さを補うのが「クローン・ウォーズ」であり、いわばEP2で張られた伏線を回収してEP3にうまく繋げる重要な作品…なんだけど、あまりに話数が膨大(映画1本+133話)だからSWをちゃんとハマらないとスルーされてしまう残念な作品(笑)🥺

サイフォディアスって誰?あの子供がどうやってあのボバ・フェットに?なんでオーダー66が起きたの?ドゥークーに弟子おらんの?アナキンに恋人いるならオビワンには?
↑この辺が気になる方はぜひともクローン・ウォーズの世界へ(笑)✨

まぁとにかく、
前作とEP3 が強すぎて霞んでしまう本作だけど、スピンオフを考慮に入れれば意外と重要なエピソードだよ!と言いたい。


それに本作はアナキンの性格を上手く描写してるし、ダークサイドの片鱗を随所に感じる仕掛けがとても良い。それにしてもアナキンって性根がダークサイドだったのかなぁと疑問に思う。仮にパドメとの恋愛&シミ母さんの死がなければダークサイドに堕ちなかったんじゃ?とも思うし🤔でもオビワンへのイライラはどうにもならんか(笑)

個人的には恋愛パートはあまり好きではなかったけど、パドメへの愛がルークやレイアの物語に繋がると思えばむしろ応援しちゃう。
スター・ウォーズNo1美男美女だし✨
というか、恋愛ご法度なジェダイたちってみんな(アナキン以外)みんなvirginなのかな…と気になって仕方ない(笑)
煩悩はフォースで何とかなるのだろうか😂 

そして、
好きなシーンはやはりジオノーシスの戦いとドゥークー戦かな。1では見れなかったヨーダやメイスの戦ってる姿を見られるのが良き。あと、序盤のスピーダーでの追跡シーンは映像技術の著しい向上を感じて好き。 
ただ、
EP1のモール戦やポッドレースと比較するとどうしてもインパクト薄く感じる印象🤔
というか、そもそも3部作の2作目をめちゃくちゃ面白くするのはSWに限らず難しいか💦

そんなわけで
プリクエル最下位の座は動かないけど、
初見の頃よりは好きになれた作品でした。


【鑑賞1回目:2020/3/08 ★4.3】
【鑑賞2回目:2022/9/5 ★4.5】
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