このレビューはネタバレを含みます
一気にバイオレンスを色濃く出してきた3作目。
主役は1作目でメンバーを去ったマイティー。
相変わらず長回しが素晴らしい。クライマックスに関してはもう伝説レベル。
監督のインタビューで、長回しにこだわる理由を２つあげていた。
１つはラップを題材にしている以上、編集でカット割をするとどうしても「かっこいい」映画になってしまう、下手すると「8マイル」みたいな映画になってしまう、それは目指す方向ではないという事。
2つ目は役者のレベルアップの為。編集の利かない長回しでは役者は1テイクにあの手この手で全力で立ち向かわなければならない。猛練習も必要だし、時にはアドリブをきかす対応力も必要。
確かにシリーズを通して役者が格段にレベルアップしているのが分かる。
この無名の3人は今や素晴らしい役者として多数の映画に出演している。
マイティーの出所後の話で続編を是非やってほしい。もちろんこの3人で！
