SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者の作品情報・感想・評価

「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」に投稿された感想・評価

ひろ

ひろの感想・評価

4.0
前作までの爽やかさは何処へやら、夢を見た男の破滅的生き様。胸糞の縄で首をどんどん締められる息苦しさ。過ちからの後悔、後悔、後悔、前途真っ暗になった世界でマイティは何を思うのか、どう生きていくのか、なんかすごいものを見た。
TRB

TRBの感想・評価

3.9
北関東を巡り底辺を這いずるクズなラッパー達の足掻き、栃木の地で堂々の完結!

1作目でSHO-GUNGと袂を分かったMC MIGHTYを追ったストーリー

夢の為、良いように使われ磨耗する日々

ラップバトルのレベルも上がり成熟していく反面、ストーリーはどこまでも落ちていく主人公

自分達の可能性を信じ地道なSHO-GUNG

袂を分かった2人のコントラストが胸を掻きむしってくる

タケダ先輩TKDはやはり絶大
もはや北関東の神

征夷大SHO-GUNGが良い

ラストでキャストも豪華

逃げた先に未来は無い
自分を折らず歯を食いしばって前を向かなければならないと思う作品。

このレビューはネタバレを含みます

SHO-GUNの活動自体は純粋にちょっと前進してくれて良かったんだけどなんだか前2作とは毛色が変わっていたのが非常に残念だった。こんなブラックな展開全然期待してなかったのに。栃木のアウトローとかマジどーでもいいから。前2作のようなほっこり系の純粋なヒップホップ映画が見たかったです。
マイティー、東京なんか行かずにブロ作ってれば良かったのに。
他の二作に比べて胸糞悪いシーンが多くてちと胸焼けした。
DJ NO VOICEの外見がめっちゃタイプで即ググったらラッパーなんだね
ザン

ザンの感想・評価

3.8
うだつのあがらない半端男に、健気についていくぽっちゃり彼女が色々と抜けちゃってるのが微笑ましい。マイティ、下手は打つけど逃げ足は速い。それにしても、ヒップホップやってる若者に誠実な人物はいないのか。
埼玉の田舎から夢を追いかけて上京したラッパーの、ド底辺であがきもがき苦しむ姿を描くって話☆

埼玉でラップグループ「SHO-GUNG(ショーグン)」のメンバーだったMC MIGHTY(=奥野瑛太)は、メンバーのブロ(ブラザーの意)と実家の稼業のブロ(ブロッコリー栽培)を捨て、東京での音楽活動を夢見るも、現実はラップグループ・「極悪鳥」のパシリの身分から抜け出せない日々。

ド底辺の生活で搾取され続ける日々に遂にプッツンしたMIGHTYが彼女の一美と共に、ハングレの先輩からカネを盗んで逃亡開始!

行く先々で暴力沙汰を起こしては逃亡を繰り返す短絡的な思考と行動のMIGHTYが行き着く先は刑務所。
面会室でかつての仲間MC IKKUとMC TOMと再会し、互いの思いをラップでぶつけ合うシーンは心動かされる。

しかし、MIGHTYがド底辺な生活を強いられていたのは、彼自身の弱さが起因しているに過ぎず、心から同情することは難しい(カネ無いくせにあんな車に乗ることないでしょ?)。

そして、やはりシリーズお馴染みのIKKUとTOMが登場するシーンは心和みます。特に栃木フェス出場のためにオーディションで知り合った栃木のラップ・グループ「征夷大将軍」との絡みは本当にサイコー。
反目していた2グループが同じ目的(フェス参加)のために力を合わせるという、こうなればいいなと思った展開に流れていく心地好さ。

スリリングなMIGHTYパートと、HIPHOP愛に溢れたSHO-GUNGパートが交互に展開しやがて合流する、心熱くなる一本(* ̄ー ̄)☆



○キャスト○
MC MIGHTY:奥野瑛太
MC IKKU:駒木根隆介
MC TOM:水澤紳吾
相沢一美:斉藤めぐみ
MC 林道:北村昭博
等々力辰彦:永澤俊矢
山下紀夫:ガンビーノ小林
高島紀代美:美保純
真夜中

真夜中の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

夢に向かって我が道を進むパッションや純朴なエモーションを描いた1作目とはうって変わって、夢の挫折が描かれた辛口の青春物語でした。
現実を突き付けられ、どんどん悪い方に向かってゆくマイティの転落は自業自得な面もあるにはあるものの、見ていて辛いものがあり、いっぽう新たな同志と出会い、少しずつだけど前進してゆくイックとトムの姿にはホッとさせられました。
この3人が偶然に再会するフェスの一連のシーンは凄い迫力があります。
ラストの面会ラップも一作目の居酒屋ラップに通じるエモーショナルな名場面!
意外なゲスト出演もありますが、これ見よがしな登場ではなく気付くか気付かないかくらいのバランスで良かったと思います(いとうせいこうなんてエンドクレジット観るまで気付かなかった)。
画に描いたようなショボいチンピラ風情のマイティがグラサンを外すとかなりのイケメンなのがちょっとマイナスです笑。
サイタマノラッパーってここまでシリアスな感じだったっけ。。
1と比べると全く別モノ。

長回しのシーンは凄えと思いました。
けいぽ

けいぽの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最後のマイティとの面会のシーンはすごくよかった
埼玉生まれブロ畑育ちっていうワードが出てきて、最初のころにみんなでラップやってたころから色々あったけどやっぱりマイティはマイティなんだなぁって思って感動した
夢と境遇にもがく前2作から更に発展した今作。夢にまで見た憧れの世界から見下され、これでもかと堕ちた男と、夢を諦めないという情熱だけで生きている奴の対話という。あまりにもドン底の世界に身を投じてしまった今作の主人公と、あまりにも能天気がすぎる前主人公。金と夢というあまりにもな対極がぶつかり合う本作はもう観ていてただただ辛い。マイティ……どうか幸せになってほしい。

ラストの長回しのシーン、震えました。続編は無いんですかね……?
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