アーモンドフィッシュ

真実の行方のアーモンドフィッシュのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
3.7
オススメのどんでん返し系映画で紹介されてたので鑑賞。いわゆる法廷モノで、世界一のちょいワルオヤジのリチャード・ギア(ベイル)が弁護士、金髪の中村江里子にしか見えないローラ・リニー(ジャネット)が検事、この映画がデビューのエドワード・ノートン(アーロン)が被告。

ストーリーをざっくりと言うと大司教が何者かに殺害され、アーロンが容疑者として逮捕される。弁護士のベイルが彼の無罪を証明しようして奮闘する…そして衝撃のラストが!!…てまぁこんな感じです。

どんでん返し系にしては少し弱いかなという感じがします。「ユージュアル・サスペクツ」や「アイデンティティ」のような脳汁がブシャーと出るような、映画終わった後衝撃のラストを思い出して悶絶するような、そんな感じは無かったですね(笑)確かにビックリするのですが、あくまで予想の範囲内。「なるほど!でもまあそうだろうね」…そんな感じです。もちろんコレが現実に起こったのならビックリ仰天ですが

それよりも私はベイル弁護士が謎めいた人物だなと思いました。彼は名声と富のためならあらゆる手を尽くし被告が無罪であろうが有罪であろうが関係なく、ただプロとして一流の弁護をするだけというドライな人物のように描かれてると思えば、根拠もなくアーロンの無罪を信じ込むような短絡的な人物としても描かれているのです。冷静なのか熱血漢なのか切れ者なのかバカなのかよく分からないんですよ。一体彼はどういう人物なのか?最後までそれが気になってしまいました。

そういえばリチャード・ギア最近見ないですね。どうしてるんでしょう?💦