COZY922

真実の行方のCOZY922のレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
4.3
怪演俳優エドワード・ノートン始まりの巻、ですね。これ以上は無いだろうなと思う目の演技。無垢で純真な青年から猟奇的なサイコパスまで目の動きひとつでこれほど人格を演じ分けられるのは俳優としての強みであり魅力です。デビュー作にしてこれほどの演技をしてみせたノートンには満点を。ただ物語としては、百戦錬磨の敏腕弁護士と頭脳派でならす新鋭検事をもってしてあの結果というのはちょっと不自然で無理がある気がします。特に法廷でのジャネットによる追求シーン。とにかく勝つことを検事の立場で考えると、逆効果になるようなああいう行動には出ないと思う。てっきりジャネットとマーティンが協力してるのかと思いました。でも全体としては十分面白かったです。しか〜し、、社会的なviewで冷静に考えると、これでいいのか⁈って感じ。猟奇的な事件で弁護側の取る王道戦法ですが考えさせられます。
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