Omizu

我らが愛にゆれる時のOmizuのレビュー・感想・評価

我らが愛にゆれる時(2008年製作の映画)
3.7
【第58回ベルリン映画祭 脚本賞】
『在りし日の歌』などの中国第六世代のワン・シャオシュアイ監督作品。新作『在りし日の歌』も『ホテル』も大好きな作品だったので期待して観た。

結果的にそれらに並ぶほどではなかったが、これはこれでいい作品だと思った。

余命僅かと診断された娘を助けるために奔走する母の話。一見するとなかなかクレイジーなことをしているようだが、娘のためには何でもしてあげたくなるよね。

常軌を逸した行為を提案する女と元夫、その関係性の描写がさすがシャオシュアイ。共感はあまりできないものの、なぜだか見せられてしまう不思議な映像力がある。第六世代ではジャ・ジャンクー、ロウ・イエに次いで好きな監督かもしれない。
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