にじのすけ

純喫茶磯辺のにじのすけのレビュー・感想・評価

純喫茶磯辺(2008年製作の映画)
3.5
雨上がりの宮迫演じるダメ親父と仲里依紗演じる女子高生の親子のちょっとクセのあるユーモア映画。
遺産が転がり込んでグータラしている親父。ある日、一念発起。喫茶店経営を思い立つも、「純喫茶磯辺」というダサダサな店名に場末のスナックのようなけばけばしい内装。反発しながらも店を手伝う仲里依紗。そこへひとくせもふたくせもある客やウェイトレスが集まってきて…、というストーリー。
見どころは、仲里依紗の初々しくてブサ可愛い演技。宮迫が意外とはまっており、二人の親子の掛け合いも面白い。仲は離婚した母(YOU。こういう役やるとほんとうまい。素かと思う)との関係や、父とウェイトレスとの関係などに怒ったり傷ついたり、と奮闘。好感のもてる演技を披露している。
笑いの勘所もきちんとわきまえている辺り、単なるユーモア映画とも親子情愛映画とも異なる、一筋縄ではいかない不思議な魅力の映画ができた。僕はけっこう、笑いました。
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