純喫茶磯辺の作品情報・感想・評価

「純喫茶磯辺」に投稿された感想・評価

父親と2人で暮らす女子高生目線で、父娘の各々のほろ苦い体験を挟みながら、一夏の出来事に綴ったことを、コミカルで軽やかに描くことが面白い。

純喫茶というより、コスプレ風スナック喫茶のようなあやしさに。人と金の価値の釣り合いや、ノープラン経営の末路をさりげなく描きつつ、麻生久美子の天然・人たらしファム・ファタールさが破滅に牽引することが可笑しい。コミカルをベースにしつつ、テイストの変化で飽きさせないことにも。

女子高生にとっては人生儀礼的な、ほろ苦さや恥ずかしさもあったが、それでも父と切り盛りした喫茶店は、父の愛情を顧みたりして、娘にとっては思い出にも。ドタバタ劇で終わるかと思いきや以外にドラマパートを抑えており、ハートフルさを持ち合わせる幕引きに感心も。
ヴレア

ヴレアの感想・評価

3.9
宮迫が主役だし、単純に喫茶店を舞台にしたドタバタコメディなのかなと思い鑑賞。
しかし、これはいい意味で裏切られた。笑いよりもまず人間ドラマとして見応えのある作品で、最初こそベタな笑いの連続だったのだが、物語が進むほどにどんどんシリアスな展開になっていくので凄く引き込まれた。それぞれのキャラクターがしっかり描かれている点も評価したい。
麻生久美子がヤリマン発言したときの宮迫のなんとも言えない顔の演技は秀逸だし、それを横で見る娘の軽蔑した表情もまた良い。凄い緊迫した場面なのにもう可笑しくてしょうがなかった。この場面が1番好きかも。
一

一の感想・評価

3.5
『ヒメアノ〜ル』『さんかく』の吉田恵輔監督作品

モテたい一心で喫茶店経営を始めたダメ親父が、娘とともに奮闘するハートフルコメディ

いくら嫌っているとしても血の繋がった親子
心のなかではお互いのことを気にかけている
そんな家族の繋がりをコミカルに描かれています

ゾッとするような唐突なホラー展開は本作でも健在でしたが、吉田恵輔作品にしては少し優しすぎるかなという印象
ただし彼の作品全てに通じるのは、人間の愚かな部分を描きながらも最後にはその人間も否定せずに、前向きに映し出す所が個人的には大好きな要因

キャスティングも絶妙で皆さん凄くハマってました
思春期ならではの親子のすれ違いを宮迫と仲里依紗が素晴らしく演じているし、麻生久美子は麻生久美子史上最高に可愛いかもしれない🙏🏻笑
そのくらい麻生久美子パワーに圧倒されてしまいました
不思議な雰囲気で周囲をイラつかせる感じだったり空気の読めない言動だったり
メイドの姿は紛れもなく天使でした

麻生久美子を眺めているだけでも幸せになれる作品ですが、優しい親子の絆が観れるほっこりムービー☝🏻🔥

2020 自宅鑑賞 No.296 GEO
Nakanishi

Nakanishiの感想・評価

3.3
宮迫さん、ハマり役。演技というか素なんだと思います。麻生久美子は今と全く変わってなくてたまげました。それから、ミッキーカーチスと斉藤洋介のショットがいちいち最高。
シリアス寄りなシーンでも小ボケを挟むことが多いのですが、効果的に使われていたシーンとそうでないシーンがあり、ムラがあるように感じました。

コメディの部分は楽しめましたが、話の本筋は微妙でした。吉田監督の他の作品もそうですが、いろんな要素が詰め込まれ過ぎてて、とっ散らかってる印象があります。でもなんだかんだ悪くない落とし所に着地するんですよね。それが吉田監督の特徴だと思うので、単純に好みの問題だと思います。
tookーo

tookーoの感想・評価

5.0
何ともいつ観ても、笑える
心折れた時等、凹んだときの貴重な存在作品。
いまやバイオレンス映画の旗手になった感のある吉田恵輔監督だけど、この頃から既に主要ピースは揃っているんだな。
仲里依紗のムスっとした感じが絶妙。
QHEY

QHEYの感想・評価

3.3
吉田恵輔作品の中ではかなりまろやかな方に分類されるお腹に優しい作品。
男女間・親子間のあちゃー!という瞬間はしっかり再現され鑑賞側が密かに感情移入してしまう部分を執拗につついてくるあたり本当に意地悪。
明快なエンタメとポップなキャスティングで強かな印象だが随所に吉田ファンへの配慮もあり、エンディング曲「男の滑走路」はまるで今作をきっかけに飛び立とうとする吉田監督の野心を現しているかのよう。
KIRA

KIRAの感想・評価

4.5
好きでたまに見返す映画。


“ダメなのか微妙”なお父さん
こういう
“仕方がない”感じのお父さん、なんかすぐ近くにいそう。

そして、

しっかりしているようで、
だらしないお父さんを毛嫌いしつつ、
結局、自分もお父さんと同じような生活行動をしている娘。

こんな愛すべき凡庸な親子の、
“小さくて大きな事件”



ここから、内容に触れるので、本編未見の方は、鑑賞後に読んでいただけますと幸いです。





おじいちゃんが死んだけど、
数えられる程度にしか会ってないから、
いまいちピンとこない。
それよりも
“死んだ人見るの初めて”
そっちの方が頭に浮かんじゃう。
実際、十代の死生観て、ほとんどの人がそんな感じかもしれません。


ホント身近にありそうな悲喜劇で、
他人からしたら笑っちゃうとるに足らないことだけど、本人たちにとっては大真面目な切なさや喜びの繰り返しが、実は本当の幸せの正体なのかな、とか思わせてくれる映画です。

ファミレスでの注文とか、仲良いんだか悪いんだか分かんないし、シュールなデフォルメはしてるけど、あの自分たちと自分たち意外の世界がキッパリ分かれてる感じ、大なり小なりみんなあるもんなぁ……


食品衛生管理者の資格講習のシーンとか、あーいう人たち実際にいそう。

店のオープン記念の写メ撮る時の、モタつく感じのところの咲子のリアクションとかサイコーです。

写メネタはそこで終わらず、
はじめての客に、堅気じゃないふうの人たちが来てたのを、記念の写メを撮ろうとするとか、
「重ねてくるなー」とか感心します。

ホント、細かく細かく、笑えるネタを入れてくるのが上手いよなぁ、吉田恵輔監督は。

江頭さんへのバイトの断り方の感じとか、
素子のアパートの名前とかさぁ……

居酒屋で外国人の客が、なんでも「とりあえず」付けちゃうとことか、
最初にネタ出しといて、後でまたいいタイミングに変化球で使ってくるから、咲子こと仲里依紗も、しかめっ面が一瞬微妙に笑いを堪えてる顔になってるし。
「とりあえずビール」
「とりあえずビール」
「とりあえずウーロンハイ」
「とりあえずしめ鯖」
って、もう、
『とりあえず』じゃねーっ、ていう……


恥ずかしいほど不器用に生きている。
そんな人間が愛おしく思える映画でした。

宮迫さんが、いいかんじにダメ親父を演じてます。

いいエンディング。
エンドロールのクレイジーケンバンドの曲、「男の滑走路」もいい。

そういえば、吉田監督の映画って、エンドロールの選曲がいつも映画の感じといいバランスでマッチングしていて、エンディングが印象に残るので好きなんですよね。
1101

1101の感想・評価

2.0
宮迫さん×仲里依紗さんの親子関係がいい味出してます。麻生久美子さんがかなりのダメっぷりを発揮してますがそのギャップもまた楽しめます。様々な場面に散りばめられた小ネタが面白くて緩い感じの作品が好きな方にはオススメです。特にハリセンボンのはるなさんはヤバイです。存在自体が完全に役者を喰ってます。
設定から安心できますね

宮迫は使い勝手よさげなので映画にはプラスのなりますね
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