ちんねん

ちづるのちんねんのレビュー・感想・評価

ちづる(2011年製作の映画)
3.6
自閉症的気質へのシンパシーを抑圧する青年の受容のプロセスとして見えた。
母と言い合うシーンは迫力というかよく撮れたな、と。
やはり主人公は監督であって、セルフドキュメンタリーやなぁと感じる。

一方、尺の短さもあるやもしれんが、ちづるの魅力・特徴みたいなところの情報量はやはり少なかった(というのもそれを期待して観たところがあったので…)。
『ボケますからよろしくお願いします』では被写体との関係性よりは被写体自体をふんだんに写していたので、それと比較したくなる。

自閉症者の家族による、被写体の魅力・生き様・周囲、をふんだんに写したドキュメンタリーは見てみたいとは思う。
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