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ヴィデオドロームのtKoのレビュー・感想・評価

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)
4.1
テレビによる受動的な情報の受信、それに伴う視覚・聴覚の過剰刺激、そして映像中毒に陥っていく様を具現化したトンデモ映画。
ブラウン管から伸びる手、裂ける腹、脈打つビデオテープとグロテスクな表現を用いながら幻覚症状に陥っていく主人公の不安定な精神を描いている。幻覚/現実の線引きが曖昧になっていくほどにストーリーも意味不明になるけれど、ここまでアンダーグラウンド感があって独特の表現で作られた映像映画という点では非常に優秀な出来。観る人を選ぶ映画です。
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