ヴィデオドロームの作品情報・感想・評価

「ヴィデオドローム」に投稿された感想・評価

カルト映画の帝王、デヴィッド・クローネンバーグの初期代表作。彼はどんな男かというと、人間の頭部を爆発させてカタルシスを得ているような危険な男なのだ。彼の作品を見るときは、神経の皮を分厚くする必要がある。


確かにテレビ画面から貞子が出てきたら嫌だけど、あの豊満な唇がニューっと出てきたら、私も頭を突っ込んでしまうかもしれない。
いや、嘘です。
突っ込むわけない。逃げる。

他にも、お腹の裂け目にビデオテープ入れたり、銃と右手が一体化したり、テレビが爆発して内臓が飛び散ったりと、グロッキーな画面がいっぱい。しかも全部CGなしだから、なかなか趣がある。


意味不明と言われればそうだし、否定的な意見もその通りだと思うが、私はそもそも意味不明な映画が割と好きなのだ。


「過激なテレビを求めすぎる人たちへの警鐘」というテーマもあるのかもしれないが、そんな説教くさいことより、単純にクローネンバーグのサイコな演出を楽しみたい。

公開:1983年
製作:カナダ
監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:ジェームズ・ウッズ、デボラ・ハリー
KAMIKEN

KAMIKENの感想・評価

4.0
映画は最後が肝心だと思わなければこれオススメする。
ビデオテープが薬物
ビデオをインターネットに置き換えるとほとんど今の現実と同じで興味深い。
ヴィジュアルが好き。
デボラハリーが最高にセクシー。
初クローネンバーグ。カルト的な作品で難解ではあるけど、いちいち気持ち悪い描写に本気出してて気持ちいい。テレビばっかり観てたらおかしくなっちゃうって言われてた時代よ
れれれ

れれれの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

当時はテレビが普及しはじめて人々が釘付けになった時代なのかな。
社会への警鐘のような映画だなあと思った
ブラウン管って、自分とは関係のない世界を見ることができるようになった初めの手段だよね
人はいつでももっと刺激的なものを求めていて、テレビよりもネットで誰もがフェイクを作れる今の時代にこそあっている気もする

昔のグロは作り物感があるから、そんなにグロくなくて見やすい
最近のグロは気持ち悪くて見られない笑
DUNE

DUNEの感想・評価

3.3
難解すぎるので深く考えずそのままの内容で受け取ったが、非常に先見的な作品。

SNSやインターネットの普及で現実と仮想現実の隔絶が無くなりつつある今こそ観るべき。

ぶっちゃけカルト映画なので人は選ぶ。
エロキモムービー参上!!!

ヴィデオデッキがエロい。キモい。

「ビデオ」じゃないです。
「ヴィデオ」なんです。

性的な恐怖、強迫観念を覚える。

難解映画ということだけど、私は「難解」の「難」の字も出てこなかったんだけど。

もう何というか、そのままを受け入れるしかないな。って考えるのを諦める方を私の脳は自動的に選択したみたい。

テレビ革命が自分の細胞と化す…

変態映画に無意味な解説。

まず《VIDEODROME》という言葉が気持ち悪い。

それで、それだけで良いのだと思う(笑)
メディアに侵されていく我々。


裏に流れているスナッフビデオ。
通称やべぇビデオこと“ビデオドローム”
暴力、残虐、エロなど刺激を求めるために、誰もが“ビデオドローム”を望んでいる。
これからのメディアでは残虐な世界が求められる。

『スキャナーズ』で人気を博したクローネンバーグが、当時のメディアを通した世の中と概念を描いた作品。
あまりにも難解で一般受けはせず、後にカルト的人気を獲得することとなる本作。


変容してきたメディア。
本作が公開された当時はビデオテープが主流で、現代のように表から裏まで多くの世界が顔を覗かせることは少なかった。
メディアは生活を豊かにしたと同時に、欲求を増大させる何かを生み出しているのではないか。
ビデオドロームも、電波をジャックすることで盗み見るという時代を感じる設定。

ビデオドロームを見た人間は、幻覚の世界に誘われるという何ともSFチックな内容。
現実が幻覚と混ざっていくことで、観てる側としても重層構造になっているようで複雑。
メディアは、人が何でも求めているものを提示してくれるが、それは人間を豊かにしてくれるものなのか。
ビデオテープにより、崩れていく自我という存在。
彼らが望む「新人間」とは一体何か。


過剰な残酷さを求めるという、メディア社会によって生まれた人間の欲求というもの。
本作も後半に向かうにつれ、残虐さやグロさが増えていく構造というのも面白い。
80年代のお世辞にも綺麗とは言えない特撮感とか本作ではいとおしくて、序盤のしょうもなさから後半の複雑さと緻密さが本作の魅力。
クローネンバーグの哲学と、創造性に乾杯。
もなお

もなおの感想・評価

3.5
危険なビデオを観た事で幻覚世界に陥いる物語
初めて観た時は意味不明で苦手だったんだけど
何故か今回はかなり面白くて良い感触を掴めた
こういうアナログな特殊効果はやっぱり良いね
もにゅもにゅしたテレビ画面が妙にエロかった
クローネンバーグぽさに溢れた映画。
どういう映画かと聞かれたら、ビデオドローム的な映画です、としか答えられないような。
なにが現実でなにが幻覚なのか、その境界がはっきりと分からない映像は、なにが正しいのかという価値判断の脆弱さ。
あがいてもビデオ人間な我々は新人類という幻想を求めてしまう。
スパイダーでもそうだったけど、意味不明な映像表現をそのまま受け止めるのが正解な気がする。
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