このレビューはネタバレを含みます
ビデオドローム
→人間はポルノの先の刺激を追い求め暴力映像を見るようになりテレビというポルノが唇やセクシーな声を出して中毒的なものとしてビジュアル化、人間がビデオデッキになっているのが面白い発想だ…
この意味不明さ、質感、キモさ、体調悪い時の夢見てるみたいな感覚、ずっと既視感あったけど成程裸のランチの監督と一緒なのか…。
なんとも言い難い攻め方をしてくる。全然意味わかんないままひたすらキモイ描写…
くろ〜ねん最高バーグって感じだ。
まず、言えるのは美術が最高なところだ。
一つ一つアナログで作り上げていたところにすごくこだわりを感じた。良い。
そして、メッセージが分かりやすく、考えさせられる…
『ザ・フライ』以来のクローネンバーグ作品。
めちゃくちゃいい。
頭の中で補完しないといけないことは多いけど、そんなことより80年代にあのクオリティの特殊造形を提供できていたことに感動。
ビデオが…
まるで夢野久作のドグラマグラのような。
子どもの頃、ザ・フライを観たのだが、それよりは気持ち悪さが少なく多少観やすい?とは思った。
観ると幻覚を引き起こし、果ては脳腫瘍まで出来るという危険なビデオ…