Grace

JUNO/ジュノのGraceのレビュー・感想・評価

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)
3.5
日本で劇場公開された当時、アメリカの女子高生の間で妊娠し子供を出産することが、この映画によって流行していることをTVで取りざたされ話題になりました。アカデミー賞の脚本賞を獲得した作品であること、主人公ジュノの軽いタッチの言葉遣い、妊娠しているジュノに対し家族と友達が協力し支え合う人間味溢れる部分がある、そして明るいポップな雰囲気があることで、アメリカの女子高生並び学生達の心を捉えた作品になったから、この作品が話題になり大ヒットしたのだと思います。

軽く気軽に観れる雰囲気、ポップな感じや笑わせてくれる部分や色使い、主人公ジュノの学生らしい軽いタッチの言葉遣いやジュノの周りの家族と友達リアの妊娠しているジュノに対する接し方、この作品の雰囲気と合う俳優の演技が良かった。

妊娠して子供を出産すること、子供を育てることの大切さと重要さが感じ取れなくて、友達とセックスして妊娠してしまい自分では育てられないから子供を中絶しようとか、安易に軽いノリで養子に出そうとする主人公に対して好きにはなれず感情移入できなかった。こういう感じの主人公の描き方は、社会的に悪い影響になってしまうんじゃないかと思いました。

性やセックス、妊娠、子供を産む、子供を育てる大切さと重要さを考えさせられました。この作品は、家族・友達・姓の大切さを訴えかけ、人としてどうあるべきかを問いかけているんじゃないかと思いました。
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