ぷくさわ

(500)日のサマーのぷくさわのレビュー・感想・評価

(500)日のサマー(2009年製作の映画)
4.3
7回観ました。
2回は大学1-2年生のとき、4回は25歳になってから2日連続で。
大学生の時は、ファッションや音楽、デザインがオシャレで好きって思ってた。
でも勧められて再度観てみたら、
失恋した今の私には、トムの気持ちも荒れ様も痛いほどわかるから感想が全く変わった。笑
見れば見るほど味が出るし、色んなことに気付きます。
そして失恋した人は見て欲しい!
立ち直るきっかけになるかも。

トムはサマーの行動一つ一つに一喜一憂して、運命を信じて期待する。
でも現実は……。

誰もが誰かに恋をする。
幸せの絶好なときは、自分が物語の主人公になったかのように世界が上手く回り、喧嘩してたりフラれたりしたときは、全て信じてきたものは嘘で、とにかく世界の終わりのように感じる。
そして絶対に思うはず
「あの人が運命。あの人しか絶対いないのに」って。

でも「海には沢山の魚がいる」
yes, I know!
but I wanted to believe and love us.
って、きっとトムは言うはず。
だからこそサマーが結婚した後に言った
「あなたとはシェアしたことのない気持ちを感じたの」は留めの言葉。
それを聞いた時のジョセフの演技と間は素晴らしい。

『ブルーバレンタイン』も失恋したときに見たい作品かつ、同じようにこの作品も回想シーンが含まれ、失恋したことがある人なら誰もが経験したことがある感情に追い込まれる。
結局、恋は色んなボタンのかけ違いが運命を決めるということですね…。
ぷくさわ

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