シネクスー面白映画発掘人

レイクサイド マーダーケースのシネクスー面白映画発掘人のレビュー・感想・評価

1.0

#新感覚サイコミステリー

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#レイクサイド なる#東野圭吾 原作なので
そこそこ面白いハズだけど、
あまり当時話題聞かなかったなーと思って鑑賞。

#役所広司 #薬師丸ひろ子 #柄本明 に#豊川悦司 と豪華メンバー。
さすが#フジ 系の映画だけあってキャスティング強いっすね~
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名門中学受験がテーマなんてなんだか懐かしいなぁ
と思いながら観始める。最近減りましたよねーこういった題材。

#鶴見辰吾 と#杉田かおる が夫婦っていう
#金八先生 を想起させる組み合わせには驚きましたw

柄本明が手慣れたる感じに、淡々とした行動、リアルな鈍い音…
#トヨエツ の不穏な空気とかにもワクワクしながら観始めたんですが…

展開がかなりゆっくりなので、
もっと飛ばしても良いのでは?
なんて観進めていくと最後の20分くらいで急展開w

最後#薬師丸ひろ子 が凄いこと言い始めて、
ラストのラストは何か変な演出で終わりましたw

全然見破られそうなトリックながら、
結局最後はよくわからない感じ。
コッチに結末の判断の余地を振り過ぎなきもしたけど、
よく考えたら、合宿序盤の
蛾を踏んだときのネチャー と
死体の血がこびりついた床から剥がれるネチャー
が連動しているってのが答えなのかな。
(他にもいくつかそういった演出ありましたねー)

そもそも薬師丸ひろ子の能力は幻想か現実かって話もあるけど、
能力での娘の卒業シーンが入ったことを考えると娘が犯人だった気もするし
(義理だけど父親のこと好きそうだし、母も心配してたから
 動機としては結構強めでもおかしくなさそう。)

最後の死体の右目から深読みすると、
子どもが犯人になるよう見立てた犯行にも見えなくもないし…

個人的にはもっと要素を散らすとか、
シンプルにステップ踏んでいくような作り方でも良いのかなと思いました。

メッセージとしては多分
子供のために良い親の判断とは何か?
みたいなとこかと思うんですが、そこに寄ってるわけでもなければ、
超能力部分もそこまでフォーカスされてない。

個人的には普通に警察呼べよって感じもしたし、
それが子供のためになるはず!
とかって思うのは私にまだ子供がいないからでしょうか。

主観を入れずに誰の感情も語られないことで、犯人が誰か明言しないわけだけど
上記メッセージから考えると、一番大事な子供たちの感情が、
父親のことなんとなく好き・母親も心配、仲良くしてほしい
ってことくらいなんですよね。
ここがこの映画の魅力でありながら、なんか
この映画の伝えたいことにあってるのかは少し疑問に思いました。

大分原作をアレンジしている気もするので、原作が気になりますね~’
(さらっと調べた感じ、原作の方が入り込めそうなのかな)。

と、錚々たるベテラン豪華俳優陣の割には少し気になる点もありましたが、
新感覚な日本ミステリー映画を観たい方にオススメの作品ですー!