Grace

ひなぎくのGraceのレビュー・感想・評価

ひなぎく(1966年製作の映画)
4.0
男の人達を騙したり、ダンスを鑑賞できるお洒落なお店でハチャメチャなイタズラをしたり、食べ物をメチャクチャにしたりする2人の女の子マリエ。そんな2人と60年代のチェコスロヴァキアの政治情勢・時代背景を所々に映し出し描いた作品。

2人の女の子マリエの衣装や仕草や髪型がお洒落で可愛い。2人の女の子は、男の人を騙す時の食事のマナーが悪く、物を破壊したり、ケーキを投げ合ったり食べ物をメチャクチャに粗末にしていく。このシーンと所々の映像の演出が、チェコのヤン・シュヴァンクマイエル監督の映画作品に似ていて、アートで芸術的な感じになっていました。

1966年に製作されたとは思えない映像と演出、その時代の政治や時代背景が上手に取り入れられていて素晴らしい作品でした。
物を破壊したり、食べ物をメチャクチャにして粗末に扱う部分は、もったいないと思いました。

60年代チェコスロヴァキア映画祭「チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ」にて鑑賞。
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