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映画ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜のSYUのレビュー・感想・評価

3.0
2021/03/22
監督 楠葉宏三

【父の背中】

幻のカブトムシを探すため、絶滅動物が暮らす秘境の島を訪れたのび太達が、希少動物を狙うハンター一味に立ち向かう様を描く、劇場版シリーズ32作目となるアニメーション。

まだ子供達が小学生だったころ、毎年の様に家族でドラえもんを見に行くのが恒例だった。
子供向けであるがゆえか、正直言えば作品としては普通であったのだが、沢山の子供達がいる賑やかな劇場も今となっては、懐かしい。

今作は、何故かのび太にそっくりな少年が登場し、友情を育んでいく、その正体は誰もが予想ついてしまいますが、この出会いによって訪れるラストが素敵でした。

あの頃のように、家族皆が笑いながら劇場に足を運べる日が早く訪れる事を願って止まない一本、なぜなら自分がそうであったように、ドラえもんは子供達の映画への入口だと思うから。

鑑賞日2012年3月11日(日) 劇場にて





子供達と本作を鑑賞して9年、小さかった息子も先日高校を卒業、そして本日やっと大学合格が決まりました。

残念ながら第一志望には不合格となり、今まで見た事の無いような落ち込み様に、心配で仕事も手につかない日々が続いたが、なんとか吹っ切ってくれた様に見え、それは同時に遠くへ行く事になる息子との別れを意味し、妻は早くも悲しみに暮れている。

旅立つ前にもう一度二人で劇場に足を運びたいものだが、忙しくなりそうなので無理そうなのが残念です。

とりあえず、結果が決まるまで我慢に我慢していた「シンエヴァ」を見に行くこととします。
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