なおぶみ

穴のなおぶみのレビュー・感想・評価

(1957年製作の映画)
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カバーがお洒落。

序盤からテンポ良く物語を積み重ねていって面白い。段取りになりそうな場面や説明場面は極力カットしてプロットを見せていく。
というか一ヶ月の失踪と賞金とルポだけでも立派なアイディアなのに使い捨てにするのが凄い。

一人二役のトリックはガバくて最初理解が及ばなかった。

画面の構成やズームの使い方が上手い。
特に序盤の警察署のシーンで、話す警部たちを下手上手に配置し、鳥飼を三点構図の真ん中に置いて観客の視線を集め、そこからカット割らずにズームで寄るシーンはスマートで良い。
なおぶみ

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