マイブームの、昔観たディズニーをきちんと見直すシリーズ。老病の父親に代わり娘の木蘭が男装して従軍する中国の話がモデル。ディズニーの女性キャラの中ではアナ、ラプンツェル、メリーポピンズと並んで好きです。
当初はムーランの顔立ちがアメリカ流に不自然にデフォルメされたアジア像に見えてあまり好きではなかったんですが、一度観た後では印象がガラリと変わりました。お茶目さと意志の強さを感じる凛々しさが同居してとても魅力的。オリエンタルな絵も綺麗。冒頭の動く水墨画が万里の長城に変わるまでのシーン、ムーランの実家の庭の木々や造形、茶器や扇子など何げない小道具に風情とディズニーのチャレンジを感じます。
お話は古代中国が舞台とあって思いっきり男尊女卑ですが最後はスッとします(笑)。お見合い前のメイクアップシーン、軍でのトレーニングシーン、雪原での襲撃シーンがテンションが上がる私的三大シーン。
ただ、ご先祖様のディスコフィーバーと龍とコオロギのサブキャラはちょっと蛇足だと思う。前者はせっかくのオリエンタルムードを台無しにするし、後者は取って付けた感がどうしても否めない。龍のムーシュー可愛くていい奴なんだけどなぁ、、やっぱり浮いてる。( ̄▽ ̄)