◆あらすじ◆
元刑事で警備会社で働くジェリコは護衛対象の男が銃撃されそうになったため、その犯人を追いかけて捕まえる。その犯人は神父であった。ジェリコは犯行動機を知るため、犯人の運ばれた病院に出向くが、犯人は無惨に殺されていた。ジェリコは事件の真相を知るために調べていくうちに、悪魔の復活に関係することが分かり始める。
◆感想◆
ストーリーのテンポは悪くないが、宗教的な事柄が今ひとつ理解しにくく、ストーリー上でばら撒かれる疑問が疑問のまま終わってしまっており、私には理解できない作品でした。
主人公のジェリコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は元刑事で現在は民間警備会社の警備員であり、刑事時代に妻と娘を殺害されて以来、精神を病んでいます。精神的に苦しむ姿がよく演じられていたと思います。
しかし、ジェリコは護衛対象の男を襲われる事件から理由もなくひたすら事件の真相を追い続けます。この行動の理由付けが全く無く、なぜ彼が悪魔と戦うことになったのか分からないまま終わってしまいました。
本作のヒロインであるクリスティーン(ロビン・タニー)は本人の知らないところで悪魔に狙われることになります。彼女は悪魔の幻覚に悩まされていることもあり、見事なくらい不幸の極みなキャラクターでした。
悪魔(ガブリエル・バーン)は人の姿で行動しており、その超常的な能力で次々と人を殺し続けます。このあたり、結構残酷なシーンがあって良かったと思います。
アクションシーンはジェリコのごっつい感じのアクションが豊富にあり、銃撃戦がほとんどながら見応えがあったと思います。
なんかスッキリしない作品でしたが、そこそこ楽しめました。
シュワルツェネッガーが出演していることが大きいです。
鑑賞日:2023年8月30日
鑑賞方法:CS ザ・シネマ