パララックス・ビューのmegのレビュー・感想・評価

20代後半の私にはそもそも無理だが、リアル・タイムで鑑賞していればより面白いと感じられただろう。2013年現在、JFK暗殺もマインド・コントロールも風化しつつあるかと……。しかし知らず知らずの内にジョーがパララックス社の謀略に乗っていってしまう気味の悪さはアラン・J・パクラ監督らしいといえる。また独特のいや～な感じのするカメラ・ワークも『アラバマ物語』や『推定無罪』に通じている。ただあくまでもフィクションなのだから、何らかの決着はつけてほしかったと思う。