隣のアパートに住む女性を自分のアパートの窓から見つめる人嫌いで冴えない仕立て屋の中年男の恋の話。
中年男の恋にサスペンス要素が加わった作品。
短い時間で感情を抑え淡々と物語が進み、緊迫してみれる
心に残る作品でした。
こんな女になぜ惚れる 惚れる価値があるのか?っと思うかもしれないが、男はそういう生き物なのである。
女も女なら男も男まー人間の性なのか
ルコントはヌーベルバーグ以降衰退したフランス映画の救世主になる。かっこつけただけで抑揚のないフランス映画のなかで、心のにしみる映画をフランスの感性の匂いを残しながら復活し提供した。
話は悲劇になるケースがおおいかもしれないが、主人公が実に自分の酔って、幸せというか、充実しているので、結果的に悲劇に終わってもさほどの暗さを感じない。
自分の酔いきったこの自己完結&自己陶酔こそが真髄だ