双子の兄弟が母親の過去、そしてまだ見ぬ父や兄を探す旅の中でたどり着いた衝撃の真実。
もうすぐ新作『DUNE』が公開のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作。この監督の作品は結構好きな作品が多いんですが、初期に当たる今作もすごく好き。素晴らしい作品でした。
内戦中だったレバノンと現在のシーンが行き来するのですが、そこまで複雑ではなく(母と娘が似てるのでちょっとわかりづらいくらい)、だんだんと核心に迫っていく感じが面白い。
手がかりを探すために旅をするという地味めなシーンが多いですが、随所に突発的に描かれる内戦のシーンがショッキングで目が離せません。
最後はもう衝撃のあまり空いた口が塞がりませんでした。胸糞というよりは色んな感情が渦巻き、整理するのが難しいというのが正直なところです。