ねぎ

灼熱の魂のねぎのレビュー・感想・評価

灼熱の魂(2010年製作の映画)
4.0
それは、強く生きた女性の証

かなり衝撃的な映画でした

以前から評判は聞いてましたが評判を超える熱量と衝撃

キツい作品ですが見る価値は大いに有ります。
内戦の実情とはこれだけ過酷、いや現実はこれ以上に遥かに過酷なのでしょう。

どれだけ辛い環境でもそこに生きる人々の思いは変わらない。愛も変わらない。

境遇や国籍、宗教等関係なく好きな人と一緒に居たいし自らが選んだ相手の子を産んだなら特に愛しい傍に居たい。
愛する者を失った時の喪失感。胸の痛み。怒り。望まぬ妊娠の辛さ。
だが産まれてきた子に罪は無い

そしてその様々な経験や感情達がその人自身をつくっていく。

立場違う人から見れば迷惑な人間かもしれない。
でもその人自身の立場から見ればそれは愛であり信念。
強く生きる事、そして何より共にいること
「共にいる」
これが当たり前に出来てしまう国に産まれた私にはこの意味を真に理解は出来ないのかもしれない。
でも、大切な事なのだと強く教えられた気がします。

覚悟のいる作品なのは事実ですが興味のある方は絶対に見て頂きたい作品です。
ねぎ

ねぎ