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赤ずきんのchikaのレビュー・感想・評価

赤ずきん(2011年製作の映画)
4.0
こういう雰囲気のダークファンタジーに時々溺れたくなります。
森の奥深くの村、暗い冬の夜、赤い月、魔女……ドキドキします。

一言で言うと中世ヨーロッパの山奥の村での「人狼ゲーム」。
そしてこの手の映画のお約束・美しいヒロインを巡って繰り広げられる、「SSランクのイケメンヒーロー」vs「Sランクイケメン且つお金持ち好青年」がストーリーの基軸になってます。
(私はいつも後者に肩入れしがち(笑))
狭い村ならではのどろどろした人間関係や、障害者の在り方、魔術、正義を掲げてやってくる権力者などなど……見ていて気分が悪くなる部分もあります。

が、総じて「つまりはアマンダでこの画が撮りたかったのね」と納得のロマンティックなカットが多いです。
忘れた頃に『赤ずきんちゃん』要素が出てくるクライマックスもなかなか好きでした。
そして犯人(?)の正体には騙されたー(笑)
思い返せば伏線だらけだったな……。
(43/2020)
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