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MIND GAME マインド・ゲームのmalのレビュー・感想・評価

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)
4.0
アニメだからできる演出とテンション!
全く予想できない展開で、いい意味で裏切られました!
自己啓発的な、「自分の意思を持って進めばええんや」という様なセリフがバシバシ出てきますが、作品全体としてはそんなことを感じさせない作りです。

情報量がめちゃくちゃ多い映画ですが、構成もいいので最後に「そういうことか!」となれる気持ちよさも大変GOOD。
それでも初見で全部を把握できる人は少ないのではないでしょうか。
一番いいのは何回でも観ることでしょうが、考察しているサイトを参考にさせてもらうといいかもしれません。

とにかく演出が斬新!
登場人物の顔が実際に声を当てる人の顔になったり(例えば主人公の顔が今田耕司さんに)、高波を駆け上るシーンだったり。
サイケデリックな演出は「どんな時でも楽しいと思うこと」により発せられた脳内麻薬のイメージかも。

話は複雑というかファンタジーもしくはパラレルワールド的で、色々解釈できる余地があるのがまた楽しいですね。
アレはどーだコレはこーだと話し合いたくなります。伏線もかなり多いので。

頭空っぽにしてテンションを楽しむもよし、逆に考えを巡らせて考察するもよし、いい映画だと思いました!
変わった作品ではあるので合わない人ももちろんいるでしょうが、オススメです!
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