みじんこ

グリズリーのみじんこのレビュー・感想・評価

グリズリー(1976年製作の映画)
2.8
2020/10 CS録画。人喰い熊の話。
『ジョーズ』のわずか1年後に公開された"二番煎じ映画"との事ですが、無駄なお色気、無駄に力の入ったグロ表現、無駄に本物の熊使用、決定的瞬間には着ぐるみっぽい手が出現、何ならただの抱っこにしか見えない…などなど、"B級らしい"ディテールがこれでもかと感じられて、パーフェクトに「想像するB級映画」でした。ちょっとしたダルさ(登場する人々になんの興味も抱けない)も観賞中の体感時間のズレもパーフェクト。
終盤「何時間でも続けられそうだし、何時間でもだらだら観れるな」と思いついたのですが、そう思った途端、エンド。なんだか妙な、感心に近い感動みたいな感情が湧き上がりました。

観賞後に知ったのですが、熊については「予算の無さから本物の熊使用」らしいです。それはそれでなかなか凄い。