佐藤絢音

ベティ・ブルー 愛と激情の日々の佐藤絢音のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

感情を抑えられない様子に痛く共感した。ベティはまだ子供だから、自分以外を親身になって愛すことができないような気がする。本当に愛していたら、あんなに物を壊さないと思う。しかもすぐ逃げるし。そういうの結局自分が大事だからじゃんって冷たく見てしまうけどひどく共感。それでも私は自分以外を愛しているのだと思いたい。と彼女も感じているのではないかと思うのは自己投影かなー
そんな彼女が妊娠したと思った時はすごく安心したと思う。愛の証拠でもあり、愛しても大丈夫な存在である子供。でもそれがなくなって彼女はもっと不安定になってしまう。

ベティを殺したときに、ゾルグは初めて自我が目覚めたのかなあ。彼女なしでも生きられるような強い心を得たのかなー
でも、2人で一緒に生きられたらよかったけどなー
でも、どうなんだろ。生き続けることが本当にいいのか。あまりにキャラが濃すぎるアイドルみたいな、そういう感じで彼女も老いてくのが辛いと思う。
でも、せっかくだし生きたいです。未来を楽しみに見れる力、自立心、大事ですね。
いやでも、あれだけはっちゃけてみたいけどなー。爆竹みたいな勢い、性の解放、おもろそー!!!

…はい、いい映画でしたー
佐藤絢音

佐藤絢音