もう何回も見たけど、歳をとるごとにアン・サリバンの脆さと強さに心打たれるようになる。
アン・サリバンがヘレン・ケラーに指導を始めた時はアンはまだ20歳だったと聞いたことがある。
あの当時の「視覚障害を持つ若い女性」の社会的地位の低さも鑑みれば、彼女がヘレンに施した全てがまさに「奇跡」という言葉では足りないほどの偉業であったことは間違いない。
そもそも今の時代であっても、20歳そこそこの若者が障害のある子を預かって教育を任せてもらうなんてことを成し遂げるのは本当に難しいことだと思う。
そんな中で一人悩み、試行錯誤を重ね、時に過去に打ちのめされそうになりながらそれでも諦めない。そんな姿がただただ眩しくて、勇気づけられた。