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「奇跡の人」に投稿された感想・評価

Kir

Kirの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヘレンケラーさんの話。

見えない、聞こえない、喋れない彼女の苦悩と、そんな彼女に真摯に向き合うサリバン先生のやりとりが見もの。

障害を持った人に対して、能力を獲得できるかを見極めて可能性を信じて接し、生まれてから暗闇の中にいた彼女が水に触れて初めて水という単語と性質を理解できたという過程にカタルシスを感じ、素直に涙を誘った。

小学生に見せてあげたい作品です。
黒猫

黒猫の感想・評価

5.0
『ラスト、あの有名すぎるワードが出た時、自然に涙が溢れました🥲』


ヘレン・ケラーとサリバン先生の有名なお話の映画。
恥ずかしながら、この映画の存在を知りませんでした。


目が見えず、耳が聞こえないヘレン・ケラーが、どのような偉業を成し遂げたのか、観終わった後、改めて、調べてみました。

1歳半で高熱に伴い、視力と聴力を失い、7歳の時にサリバン先生がヘレンの家庭教師として依頼されます。奇跡の人の舞台は、この時代です。

その後、20歳でラドクリフ・カレッジ(現ハーバード大学)に入学し、"わたしの生涯"を新聞で連載、卒業後に文学士の称号を得て、アメリカ社会党に入党後は、多くの政治的・人道的な抗議運動に参加していました。

日本には3回来ています。
日本の盲人事業の助けに、と岩橋武夫氏の願いに応え、来日。戦後の広島・長崎の為にも来日。その後もう一度来日…

障がい者、福祉向上以外にも、婦人の解放、死刑反対、平和と反戦も唱えていたとのこと。

かなり抜粋しましたが、止まらないです💦
調べれば調べるほど、社会へ様々な貢献をされている方と理解しました。



前置きが長くなってしまいましたが、そのヘレン・ケラーとサリバン先生の出会いと、奇跡の時を再現したのがこの映画でした。

まるで野獣のように暴れ回るヘレン。
どうすれば良いかわからない中で葛藤する家族。
ヘレンの家庭教師として呼ばれたサリバン先生。

ヘレンにとって、一番してはいけなかったのは、障がいのない普通の子として接しなかったこと、と受けとりました。
ダメなことはダメと教える。
良いことにはキチンと褒める。
その場しのぎの対応をしては、何の解決にもならない事を、この映画は教えてくれました。


ヘレン・ケラー役のパティ・デュークのサリバン先生や家族を困らせ、悩ませ、そして感動させる演技は、本当に素晴らしかったです。


両親の愛情と共に、サリバン先生によって、正しい教育を受け、ヘレンにあの瞬間が来なければ、その後、ヘレンによって救われ、勇気づけられた多くの人たちは、苦しみのままだったのかもしれないと思うと、また自然と涙が出てきました🥲



モノクロの映画って、ハードルが高いって思ってしまいますが、こうやってご紹介していただき、観ると、あ〜観て良かったって思います♬




さりっち✨のレビューを拝読しまして、観ました❗️奇跡の人⭐️イエー٩(ˊᗜˋ )و

さりっち✨いつも、楽しい時間をプレゼントしていただき、ありがとうございます♪
あっ!プレゼントをもらう側になっちゃいました❗️

はいっ
こちらでもケーキです♪
🍰⸜( ´ ꒳ ` )⸝🎂
昔絵本で読んだヘレンケラーの原作というか元になる映画

舞台が好評で映画化。
この感動をどう伝えたらいいのだろう。
最高点のスコアをつけることしか思い浮かばない。
ヘレン・ケラーの実話を元にした、これは正に奇跡の物語だ。

2歳で熱病に侵され、目が見えず、耳も聞こえず、言葉も話せなくなったヘレン。
まともなしつけも受けず、野獣のような生活をしていたヘレンの元に、家庭教師として訪れたアニー・サリヴァン。
ヘレンとサリヴァンの激しい戦い(しつけ)が始まる…。

強烈なのは食事のしつけのシーン。
今まで野放しにされていたヘレンは、サリヴァンを受け付けない。
反抗し、逃げ回り、暴れる。
それを追いかけ、押さえつけ、教え込む。
追う者と追われる者。
二人とも必死だ。
正に体当り。
息を飲むシーンの連続。
一瞬も目が離せない。
これは格闘技か。
二人の迫真の演技に圧倒された。

光と音を失ったヘレンに、一体何をどうやって教え込むのか。
人を信じることができなくなったヘレンに、どうやって「心」を教え込むのか。

教育とは何か。
真の愛情とは何か。

決してお涙頂戴的なストーリーではない。
でも間違いなく泣ける。
決して感動の押し売りストーリーではない。
でも間違いなく感動する。

これは真実の物語。

これだけは言わせて。
子役のパティ・デュークはすごい。
天才。
JTK

JTKの感想・評価

3.6
【過去鑑賞】

過去も過去も大過去だわ。

50年くらい前か。テレビの洋画劇場で観た。複数回観たような。

子供心に感動した。
わかりやすいから。

「う、うぉーらー」

って記憶しとるけども、舞台も観たことあるんで、ごっちゃになっとるんだろうな。テレビは吹き替えなんで「み、みーずー」だったんだろうか。

ある時期からテレビではやらんくなった。やれんのか。
【一生の宝物にしたい映画。衝撃的な演技力が生み出す、ヘレン・ケラーに“言葉”という光を与えたサリバン先生の信念とその“言葉”が通い合うことの美しさ】

実は2021年最後に見た映画なのだが、見終わった瞬間にこの映画を年納めの映画にし2022年最初のレビューにすることを決めた。それほど何か自分の中で記録として残しておきたい映画。2021年鑑賞の映画で3本に入るどころか、一生大切にしたい宝物のような映画。2021年末にこれだけ素晴らしい映画に出会えたことに心から幸福感を感じた。

本作は盲ろう者(目と耳に重度の障害をもつ方)としておそらく世界で最も有名な人物ヘレン・ケラーが幼少期に人生の師と言えるサリバン先生と出会い、“言葉”という概念を理解するまでを描いた作品。晩年の聖人君子的イメージとは異なり、本作で描かれるのは、障害を持つゆえに家族に甘やかされた、いやむしろ家族の諦めから野放しにされた結果、“わがまま”や“行儀が悪い”という言葉では収まらない、人としての常識も全くないどころかコミュニケーションを取ることすら不可能になってしまっていたヘレン・ケラー。その素行は、人を表するには適当な言葉ではないが、もはや“怪物”のそれと表現したほうが近いのではないかと思わされるほど。そんなヘレン・ケラーにサリバン先生はいかにしてコミュニケーションを取り、“言葉”というものを教えていったのか・・・

“天才子役”という言葉は映画やドラマの世界で耳にするし、実際に「この子は天才子役だ!」と思うことは何度もあったけれども、本作で幼少期のコミュニケーションも取れず常識も何もないヘレン・ケラーを演じるパティ・デュークの演技は、もはや“天才子役”の枠を遥かに超えるほど衝撃的で絶望的で怪物的。本当に目が見えず耳が聞こえないまま育ってきたとしか思えないほど。しかし、だからこそラストシーンが本当に幻想的なほど美しい。この演技を超える子役の演技を見ることは今後の人生で二度とない、と思わされるほどの凄まじい演技力。

そして、このヘレン・ケラーに全く引けを取らず、己の意地と情熱でまさに“真っ向から体当たり”で臨むサリバン先生を演じるアン・バンクロフトの力強い演技。1つの作品で2人の異なる演者のこれほどの名演技を見せつけられる奇跡。中盤のヘレンとサリバン先生の食事のしつけシーンは、もはや戦争映画やマフィア映画の戦闘シーンよりも遥かに緊張感が高く、荒々しく、ただただ息を飲む。1秒たりとも目が離せない。

サリバン先生の厳しい教育のもと、ある日ヘレン・ケラーが「WATER」とは何かに気づき、そこから言葉という概念を知り、コミュニケーションというものを覚えていく、というエピソードは有名な話で、私も過去の伝記で知っていた。つまり、この映画の感動の結末は最初から分かっているのである。それでも、本作でこの名シーンに辿り着いてからラストまで溢れ出す涙が止まらないのは、やはりこの名優2名の迫真の演技がそれまでに作り上げた物語と2人の関係性があるからに他ならない。最後まで諦めなかったサリバン先生の情熱が報われた瞬間、ずっと闇の中にいたヘレン・ケラーが“言葉”という彼女の人生を照らす光を見つけ手に入れた瞬間、それによってこの2人が初めて本当に“心を通わせた”瞬間。この心の交わりによる感動は、他の映画では実に得難いものだ。

ちなみに、本作は障がい者を題材としているわけだが、いわゆる障がい者の頑張りと過剰演出で泣かせにくる“感動ポルノ”と言われるものとは全く異なると思っている。不思議と途中からヘレン・ケラーが障がい者であることを忘れてしまうほど、あくまでもサリバン先生とヘレン・ケラーの深い関係性と心の通い合いの部分に視点がフォーカスしていき、あくまでもそこから生まれてくる感動であって、決して“障がい者のサクセスストーリー”としての感動ではないことは誤解のないように触れておきたい。
(私は他のレビューにも度々書いていますが、「ここで泣いてください」と言わんばかりの“感動演出”と理想的な分かりやすいサクセスストーリーが苦手な天の邪鬼人間ですので)

最後に、本作は“子どもの教育”を考えるうえでも、大変価値ある作品だと考えている。作品内では、いわゆる“体罰”的なシーンもかなり多く、人によっては不快に感じる人もいるかもしれないし、今の世の中の教育としてはそぐわないのかもしれない。私も基本的に映画で“体罰”を行う親や教師のキャラクターには共感できない。しかし、本作のサリバン先生は別だ。そこには体罰云々を超えた、その子どもの持つ可能性に賭け信じ続ける一人の教育者であり人間としての強い信念と情熱と愛を感じたからだ。親や周りの目を気にして「生徒や子どもに好かれる評判が良い先生」になることが目的なのではなく、「その子どもの幸せな将来や今後の可能性を考えた時に、今できる本当に必要なものは何なのか?」ということを追究し実践していくことこそが教育の本質であり根底にあるべきことを、改めて気づかされた。エンターテイメントとしても学びの機会としても極上の作品である。
(興味を持たれた方、本作は同名タイトルで3回リメイクされているようですので、ぜひこの第一作目をご覧ください)
よーこ

よーこの感想・評価

4.8
いつだったか午前十時の映画祭で見て、ストーリーはヘレンケラーの有名なエピソードだけどヘレンとサリバン先生の演技が凄すぎて鳥肌が立ちました。
DVDも購入してしまいました。

特にヘレンの演技があまりにも上手だったので色々調べてみたら、当時、元々は舞台作品であったらしく、このキャストで2年ほど公演されていて好評につき映画化された作品だったそうです。
何度見ても本当に感動号泣するやつです!
かえで

かえでの感想・評価

4.2
ヘレンの演技に圧倒されました。
先生の真正面からヘレンと向き合う姿勢も素敵。
ヘレン・ケラーが初めてしゃべった言葉が「ワーラー」って知っていたのは、多分 子供の頃に図書館で「学習まんが世界の伝記」みたいなのを読んでたからだと思う。

南北戦争後にアメリカ南部の金持ち両親に甘やかされて育ったヘレンと家庭教師サリバン先生の意思の疎通が全然うまくいかないんです。心を閉ざすヘレンの心を開かせようとするサリバン先生。それでカギが重要なメタファーになっていたのか、深い深い井戸の底へポッチャンだったもん。

サリバン先生がご両親に「ヘレンの悪いとこは目や耳じゃありません、あなたがたの愛と哀れみです、ペットのように扱ってる。」
行き過ぎた愛情が実は人としての尊厳を奪っていたんだなと印象に残る台詞だった。


少し前に『左利きの拳銃』を見て、『俺たちに明日はない』も監督した「無法もの映画」の印象が強いアーサー・ペン監督がヘレン・ケラーをどう描くのかずっと気になっていて見たんだけど、これはこれで凄まじいかった。冒頭からヘレンが揺りかごをひっくり返すシーンは見ていて思わず声がもれちゃった。

キャストもずっと気になっていて、ヘレン・ケラーを演じるパティ・デュークはあの『グーニーズ』マイキーことショーン・アスティンのお母さん。だからパティさんの顔を見てるとちょいちょいマイキーとダブって見えるのが気になるところ。まぁ親子なんだから似ているのは仕方がないんだけど…。

サリバン先生役のアン・バンクロフトは『卒業』のMrs.ロビンソンのほうを先に見てたのでエロい熟女のイメージがあって大丈夫かなって思ってたけど、そんなことも忘れてしまうほど圧巻の演技でした。この映画の2人がアカデミー主演女優賞と助演女優賞を受賞したのも納得です。
ちょっと待ってくれ。
とんでもない作品を観てしまった。
作品というか演技。

ヘレン・ケラー役のペティ・デュークやばい。
言葉にならない。
障害を抱えた人が主人公の映画をあんまり観たことないだけかもしれないけど、この演技がすごいのは分かる。

言葉の概念を知らない人間はもはや獣に近い。
そしてそれをしっかり演じ切る実力。
逆になんの参考にもならん。すごすぎて。する気すら起きん。
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