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メンフィス・ベルの福福吉吉のレビュー・感想・評価

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)
3.5
◆あらすじ◆
第二次世界大戦中、イギリスのアメリカ駐留基地には数多くの爆撃機が飛び立ち、ドイツへの爆撃を繰り返していたが、生存して帰還する機体は少なかった。そんな中、爆撃機「メンフィス・ベル」とそのクルーたちは24回出撃し、無事に帰還していた。次の1回で最後の爆撃となるメンフィス・ベルに出撃命令が下る。死を覚悟しながらクルーたちは最後の出撃に出るが...。

◆感想◆
第二次世界大戦で活躍した爆撃機「メンフィス・ベル」とそのクルーたちの姿を描いた作品であり、戦争をテーマとしながら、戦った若い兵士たちの個性や軽口、おふざけ、そして思いなどが生き生きと描かれていて、彼らの青春の部分が本作をとても観やすくしているように感じました。暗く辛い戦争の中で若者たちが必死に生きた姿がとても印象的でした。

メンフィス・ベルのクルーたちはとても個性的で、爆撃機に乗るまではとてもふざけた部分もあって兵士の厳しい感じが無く、普通の青年たちに見えました。戦争が無ければ普通に青春を謳歌したと思うととても残念ですが、戦争の中でも青春といえるものがあったようにも感じられました。

爆撃機として任務に飛び立った後、狭い機体の中でクルーたちは必死に生き残るため、戦っている姿が描かれており、そんな中でも軽口が出るのはアメリカ兵士ならではだなと思いました。

爆撃機の飛行中のシーンは揺れや衝撃が観ている側をその空戦に取り込んでいき、緊迫感があってとても良かったと思います。

若い兵士たちの生き生きとした姿がとても良かったと思います。
観ていてとても面白かったです。

鑑賞日:2023年9月11日
鑑賞方法:NHK BSプレミアム
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