2022-011-011-000
2022.1.22 T・ジョイ横浜 Scr.4 DolbyCinema
短文感想
【再鑑賞】
冒頭の
カーブを描きながら伸びていく弾道
凄く覚えています
重く暗い物語
前作が綺麗に完結しているのに
本作は必要だったのか
少し思いましたが
改めて気付きました
本作は前作とは違う物語
前作は少年が希望を胸に旅立ち成長する物語
本作は絶望の中を旅立つ少年が、少年時代に別れを告げる物語
そう
別れの物語
敗色濃厚な絶望的な戦い
突然のメーテルの誘い
鉄郎の背中を押す老パルチザン
みんな、わしらのセガレが行くと言うんだ、行かせてやろうじゃないか
鉄郎。いつかお前が戻って来て、地球を取り戻した時、大地を掘り返したら、わしらの赤い血が流れ出すだろう。
ここは我々の星だ。我々の大地だ。
その赤い血を見るまでは、死ぬなよ。
闘いの中
人の生命は繋がっていく
前作より映像は綺麗で音楽も濃厚
重い物語
前作より、更にメーテルの影が薄い気がします
けれどふと思いました
本作は、メーテルのさよならを描く物語
本作で描かれているのは
真の永遠の生命
そして少年時代との別れ
だったのかなって
そんな気がしました
老パルチザンの言葉は
物語の最後のハーロックの言葉に繋がります
鉄郎。
例え父と志は違っても、それを乗り越えて若者が未来を作るのだ。
親から子へ。子からまたその子へ血は流れ、永遠に続いていく。
それが本当の永遠の命だと、俺は信じる
そしてもう一つのテーマ
別れ
私は青春の幻影。
若者にしか見えない時の流れの中を旅する女。
さようなら・・・私の鉄郎。
さようなら・・・・
🥹
今一度、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。
今一度、万感の思いを込めて汽車がゆく。
さらばメーテル。
さらば銀河鉄道999。
・・・・・そして 少年は大人になる。
メアリー・マッグレガーの
SAYONARA
清らかな歌声が
美しく澄んだメロディーが
セピア色の背景が
永遠に心に残ります