ノーベル経済学賞を受賞したJohn Nashの半生を描いた映画。Russell Croweの演技が学生～晩年まで終始素晴らしかった。数学・経済学に詳しくなく恥ずかしながらどういう方なのか全く存じ上げていなかったので、最初ちょっと眠くなりかけたけど統合失調症を患っていたとわかってから釘付け。認知症とかもそうだけど見えないものが見えちゃうというのは本人も支える家族も本当に大変だ。
自分はまともだと思っていても、それ自体を判定しているのも自分だと思うと自分が本当にまともなのか不安になってくる。普段夜中に見ている夢とかも凄くリアルで、あれを自分で脳内で作り出せていると思うと何かのきっかけで病になって幻視が起こる可能性は十分有り得るよな…などといろいろ考えてしまった。妻役のJennifer Connellyも美しく、強くて素晴らしい演技だった。最後のノーベル賞授賞式のシーンは映画館で見たかったと思うほど素敵だった。
