トノモトショウ

鬼龍院花子の生涯のトノモトショウのレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
4.0
仲代達矢演じる侠客・鬼政の鋭い眼力と強烈な存在感が物語の全てだと思う。あらゆるエピソード、あらゆる人物描写は鬼政を肉付けするための一要素に過ぎないとすら思わせるほど、仲代は圧倒的だった。だからこそ夏目雅子のあの有名なセリフにもゾクゾクするわけだし、岩下志麻の死に際の美しさも印象的になる。