MitsuhiroTani

鬼龍院花子の生涯のMitsuhiroTaniのレビュー・感想・評価

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)
4.1
鬼龍院花子の何とも切なく哀しい生き様に涙がでた。
土佐の侠客鬼政が妾に産ませた娘、花子。鬼政の妻、歌に疎んじられ、養女の松恵には器量も才覚も敵わず、挙句、婚約者には死なれる不幸な人生。
こんな娘も、娘は娘と、命をかけて連れ戻しに来た鬼政を見限って、最後はあばら屋で死ぬ花子。
何とも哀れな人生。
タイトルを眺めたら、切なくなった。宮尾登美子は何故、こんなタイトルにしたんだろう。
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