Scratchy

白雪先生と子供たちのScratchyのレビュー・感想・評価

白雪先生と子供たち(1950年製作の映画)
5.0
日本教職員組合協力っつーことで熱血教師プロパガンダ。敵は親、PTA、地域社会。耳慣れない浮浪児という言葉にハッとするも、浮浪児ハックルベリーは原節子センセーにモトのイイコドモに戻される。教室に亀を持ち込む子ども、放課後のべーごま、教室で女の子たちがやってるトランプ遊びは豚のしっぽとかじゃなくダウトだったりするのがリアルっぽくて楽しい。笹舟に写生、取っ組み合いのケンカにさしはさむ草の上を跳ねる鯉、物語の中心にいつもある池が物語にしっかりとからまってて、工場の廃水につながる脚本ホントすごい。泥水が流れ込む小屋で獣のような目を向ける浮浪児と見つめ合う原節子のシーンくどすぎるズームも含めて最高。池の底から顕微鏡浚って溺れるとこの迫真といい、灌漑するガテン系の生徒たちといい、何もかもがアツすぎる。なんだこの映画。
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