シリーズだと一番好き。短いけど。
生きてる実感がないから、別に死んでもいいやっていう式の気持ちは、これまでの厨二的な世界観の割には普通の感覚じゃないかなって思った。
何か大きな喪失を経験した人にとって、そういう気持ちは大なり小なり経験し得る、特に珍しい感情じゃないような気がするから。
そこで死を見た式があそこにいくのは嫌だ、生きる意味が見つからないなら探せばいいやって、式なりの前の向き方が出来るようになる転換点の話で、ジメジメした展開が多い「らっきょ」の中でも爽やかめでかなり好き。
あと、この章から前後がつながりだすというかパズルのピースが埋まっていって視聴者もこの世界観がどういうものなのかわかり始めて、面白くなってくる気がする。