ぴんじょん

昼下りの情事のぴんじょんのレビュー・感想・評価

昼下りの情事(1957年製作の映画)
5.0
ヘップバーンが可愛くって可愛くって…。

ビリー・ワイルダーはやっぱりいいし、オードリー・ヘップバーンは可愛らしい。

探偵の娘アリアーヌは、父親が仕事で調査していたフラナガン氏が浮気相手の婦人の夫に殺害されそうになるのを救ったことがきっかけになって、プレイボーイのフラナガン氏の虜になってしまいます。

フラナガン氏の気を引こうとして必死に背伸びするアリアーヌなのですが、いつしかフラナガン氏のほうがそんなアリアーヌの虜になってしまいます。

最初は女たらしのフラナガン氏に腹が立ち、そんなフラナガン氏の虜になってしまうアリアーヌが哀れになってしまいます。

しかしながら形勢が逆転しフラナガン氏がアリアーヌの虜になってしまうあたりから、今度は僕(観客が)この現代のおとぎ話の虜になってしまいます。

いささか下世話なタイトルとは違い、純情な少女が女性経験豊富な中年男性をメロメロにさせてしまうという小気味よいコメディとなっています。

さすがはビリー・ワイルダーであり、ヘップバーンなのであります。

ちなみにヘップバーンはベルギー出身なんだそうで、そんなところもお洒落なのでした。

あのスクリーンミュージックの名曲もこんなふうにコミカルに使われているんだってことで、これも心に残ります。

2017/8/30 5:56
2,180-4
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