2010年、アメリカ、イギリス、ドイツの合作映画。
ポール・W・S・アンダーソン監督、脚本、製作によるSFアクション・ホラー。
2002年『バイオハザード』(Resident Evil)に始まるシリーズ第4作目、久方ぶりにポール・W・S・アンダーソンさんが監督も務められた作品。
東京、アラスカ、ロサンゼルス・シタデル刑務所を主な舞台として繰り広げられる、アンブレラ社上級幹部アルバート・ウェスカーとの戦い、その顛末や如何にといったお話。
主人公アリスが自らのクローンとともにアンブレラ社東京本部の地下要塞を急襲。
安息の地「アルカディア」を求めアラスカに渡ったアリスを襲うクレアさん、その胸に装着された蜘蛛型デバイスがお子さま用の玩具のような出来栄え。
そしてロサンゼルス・シタデル刑務所での攻防と人間ドラマ。
よく言えば多岐にわたり起伏に富む展開、わるく言えばいささか焦点のぼやけたお話。
アンブレラ社のお偉いさん、アルバート・ウェスカー氏、東京を去るとき、立つ鳥跡を濁さずとは対極のトンデモナイことをやってのけます。
欧米先進国の政府が機能不全に陥っているとはいえ、世界有数の極悪企業アンブレラ社に法的制裁が加えられる気配が微塵もないのは何だかねえと悶々。