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こわれゆく女のlingmudayanのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
4.0
ジーナ・ローランズが知り合いの家の子どもを預かる場面、子どもたちが2階に上がり彼女と子どもの父親の2人きりになったところで彼女が「白鳥の湖」を口ずさみながら踊るシーンが鮮烈な印象を残す。「白鳥の湖」はその後も出てくるが、彼女の純粋さがよく表れている。

ラストでピーター・フォークとローランズの間でクッションを投げ渡す動きがあったが、『フェイシズ』のラストでもジョン・マーレイとリン・カーリンの間でライターを投げ渡す動きがあったので、この動きは夫婦関係の回復を示しているのだと思う。
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