あげちゃん

こわれゆく女のあげちゃんのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
4.0
神経症を患っている妻と、その家族の狂気の愛の物語。
ストレスによる不協和音に満ちた前半は良かった。子供の献身的な愛もあるが、表れる愛は基本利己的であり、救いが無い。今にも爆発しそうな狂気を孕んだ妻の演技は凄いです!
オープニングの妻の神経質な様子からすぐに、この女はやばいと緊張させられた。夫や夫の母親との争いにもドキドキして見てしまう。しかし後半が思ったよりも動きがなく思えた。さらに妻よりも夫の狂気のが大きくなるため、妻への期待からギャップを感じてしまった。
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